皆さんこんにちは!
seitenの更新担当の中西です。
さて今回は
~チェック~
外壁工事は、住宅の美観だけでなく、防水性・断熱性・耐久性に直結する重要な工事です。塗装、張り替え、シーリング補修など、それぞれに高い技術が求められる一方で、「最後のチェック」が甘ければ、全体の品質が台無しになるリスクも存在します。
施工後のチェックは、単なる確認作業ではなく、「工事品質の最終保証」であり、顧客の信頼と安心を裏付ける最重要工程です。
1. なぜ施工後のチェックが重要なのか?
■ 不具合は“仕上がった後”にしか見えないことがある
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塗りムラ・色ムラ
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養生の取り忘れ
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コーキングの打ち残し
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雨樋や配管の取り付けミス
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タッチアップ漏れ
これらは施工中には見えにくく、工事が終わって養生を剥がした後で初めて分かることも多いのです。
■ クレーム・手直し対応のリスクを防ぐ
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「この色、指定と違う」
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「雨が降ったら剥がれてきた」
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「塗料が窓に付着していた」
→ 最初の“気づき”が自社ではなくお客様になってしまうと、信用に直結します。
2. チェック内容のポイント
チェック項目 | 内容例 |
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塗装面の仕上がり | 色ムラ、艶、厚み、艶消しの均一性など |
コーキング(シーリング) | 打ち残し、浮き、はみ出し、ひび割れの有無 |
付帯部(雨樋・軒天など) | 塗り残し、固定忘れ、部品の破損 |
養生の除去 | テープやビニールの残り、ゴミの片付け |
外構・周囲の清掃 | 工事後の美観(近隣への配慮も含む) |
お客様立ち会い確認 | 引き渡し前の一緒の確認・説明 |
3. チェック体制を整えるメリット
■ 顧客満足度が高まり、リピート・紹介につながる
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「最後まで丁寧だった」
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「自分で確認する前に直してくれた」
→ “見えない部分に気づける会社”は、次の仕事を呼びます。
■ 社内の品質基準が統一される
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作業員・職人の技術にばらつきがあっても、共通のチェックリストで品質を担保可能
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ミスの見逃しが減り、工期短縮・手直しゼロに近づく
■ 写真記録や報告書が信頼を生む
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完了写真をまとめて提出
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使用塗料のロット記録
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チェック内容を明文化した「施工完了報告書」
→ お客様は「言葉」より「証拠」に安心を感じます。
4. チェックを仕組みに変えるには?
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チェックリストの標準化
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社内で“第三者チェック制度”の導入
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タブレットやスマホでの記録アプリ活用
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最終確認時にお客様同席での説明・サイン取得
→ “最後のチェック”が“最初の信頼”に変わる仕組みを作ることが鍵です。
「いい工事」は“最後の目”が作る
外壁工事は、見た目の美しさと同じくらい、「見えない部分の誠実さ」が問われる仕事です。施工後のチェックは、職人のプライドと、会社としての信頼力を形にする工程。だからこそ、手を抜かず、ルール化し、記録を残すことが必要なのです。
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